ガンマナイフ治療

開頭手術をしなくてもすむ新しい医療装置
傷をつけない新世紀のメス「ガンマナイフ」ガンマ線ビームで脳の病巣を破壊

新世紀の接術、ガンマナイフは開頭手術をせずに、ガンマ線で脳内の病巣を治療しますから、いままで困難とされていた高齢者や合併症を持つ人、また深部の病巣にも簡単に安全に治療できます。

このガンマナイフの開発で患者さんは全身麻酔や手術の合併症などの心配もなく、安心して治療が受けられ、入院期間も飛躍的に短縮され、早期の社会復帰が可能になりました。

さらに平成8年4月からは健康保険によって治療を受けていただける様になり、ガンマナイフによる治療はより身近なものとなりました。

有効性

ガンマナイフは病巣のサイズに合った範囲で効果的に放射線治療ができる装置です。ガンマ線治療法は脳深部の腫瘍やAVM(動静脈奇形)の患者さんに対して、いままでの開頭手術より効果的であるというのが一般的な評価として定着しています。

完治率は極めて高く、スウェーデン、ストックホルムのカロリンスカ病院では、すでに1600人以上のAVMの患者さんに対してガンマナイフによる治療が行われています。

ここでは、2年以内に完治した患者さんと部分的な治癒が見られた患者さんを含めるとその数は全体の98%となっています。死亡率はゼロです。

例えば聴神経鞘腫では、90%の患者さんの腫瘍の成長抑止とともに、28%の患者さんの聴力の保持となって表われています。最近では、良性脳腫瘍(下垂体腫瘍髄膜腫など)のみならず、悪性脳腫瘍や転移性脳腫瘍などの治療、さらに、癌性疼痛や不随意運動症の治療などにも用いられており、その治療対象疾患の適応は現在大きく広がりつつあります。

安全性

ガンマナイフは米国原子力制御委員会の安全と効力に対する厳格な基準に準拠して設計されており、安全には万全をつくしています。1回で201個の非常にシャープなガンマ線ビームを一点に集中して数mmから4cm程度までの病巣を治療し、患者別の照射線量はコンピュータによって個々に計算され、脳神経外科医師と放射線科医師により、最終的に決定されます。

放射線ビームは病巣および腫瘍に正確に照射されますから、周囲の健全な脳、神経、血管などへの影響は最小限にとどめます。

適応力

血管障害 腫 瘍 機能的疾患
動静脈奇形
血管腫
その他
下垂体腺腫 頭蓋咽頭腫
松果体腫瘍 髄膜腫
聴神経腫瘍 上顎癌
耳鼻科領域腫瘍 口腔外科領域腫瘍
頭蓋底部腫瘍 転移性腫瘍 
各種深部脳腫瘍
難治性疼痛
三叉神経痛
パーキンソン病
精神神経症
てんかん

入院期間

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